元格闘家先生のスポーツ障害・外傷の治療

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正しいストレッチとは

前回のコラムでは、ストレッチや柔軟体操というものに全く無知で無関心な大人たちが子供たちに及ぼす害悪について少し書きました。
現代日本の子供たちは、このような頭も身体もガチガチな大人たちによる、自分たちに対するマイナスのジャッジを恐れるあまりに、大人たちに押し付けられた「型わく」にはまることでこれを回避しているのです。ですからまだ小学生なのに全身に緊張をみなぎらせ、例えば治療において関節可動域を確認するために私が手や足を持って動かす時にも、力を抜かずに一緒に動かしたり、動きのパターンを覚えると自分から先に動かし始めたりと、完全に私からの彼らに対するジャッジを気にしているかのような、表面を取り繕うような反応をするのです。

もっと分かりやすく言うと、大人に押し付けられた価値感に則った「良い子」を演じているということです。恐らくこの子供たちは、ガチガチな身体のままやがて頭も硬くなり、次の世代の子供たちを自分たちがはまってきた「型わく」にはめようとするか、或いは自分たちと同じ苦しみを経験

させないように「責任の伴わない自由」を無制限に与え、勘違いさせてしまうかのどちらかでしょう。どちらにしてもその先に明るい未来は見出せません。何故なら、型わくにはまる行為にも無責任な自由にも「中心」というものがないからです。そこにはどんな理由があれ、目先の損得勘定しか存在しないからです。

さて今回は「正しいストレッチ」ということですが、まずストレッチの目的とは何でしょう?

恐らくほとんどの人たちが、「筋肉を伸ばすこと」と答えるのではないでしょうか?

間違いではありません。しかしそれだけではありません。

まず、漠然と「筋肉」といっても様々な筋肉が存在します。ここで知っておいていただきたいのは、大まかに分類すると、表層筋(アウターマッスル)と深層筋(インナーマッスル)の二種類あることです。表層筋は身体の表層に存在し、力強く直線的な動きを担当します。これに対し深層筋は身体の深部に存在し、力は弱いですが繊細で曲線的なニュアンスを含んだ動きを担当し、表層筋の力強く直線的な動きに対し繊細な力の出し入れの加減を調節するのです。

関節の位置関係の微妙な調節を加え、全身の重心のバランスを整えるのは深層筋の重要な役目です。そしてストレッチにおいて最も意識されるべきはこの深層筋なのです。

「型わく」にはまってしまった人たちには「中心」がないと書きました。
それは見てくれだけを取り繕うことが目的となってしまっているため、表層筋を常に緊張させて、与えられた型や状態を演じているからです。そしてこの時、深層筋の作用は表層筋の一方的な緊張によって殺されてしまうのです。

「無責任な自由」をむさぼる人たちにも「中心」はありません。
この人たちは自由というものをはきちがえているため好き嫌いが激しく、それがどんなに大切な事物であっても「今の」自分にとって都合が悪ければ徹底的に受け入れません。その結果趣味嗜好がどんどん偏り、凝り固まっていきます。このような思考パターンによってなされる身体運動というものはやはり偏っており、特定の(特に意識しなくても使いやすい)表層筋ばかり酷使され、深層筋はやはり殺されてしまっています。

これらの思考ー身体運動のパターンにより何が起こるでしょうか?

深層筋の作用が殺されてしまうのです。と、言うことは・・・。

関節の健全な動きが殺されてしまうということです。関節には「遊び」といういわゆるゆとりがあります。このゆとりを活かして繊細な動きの微調整をするのが深層筋なのですが、表層筋を無闇に緊張させるということはこの「遊び」を完全に封じてしまうことを意味します。すると深部筋だけでなく関節を包み支えている靭帯や関節包などの軟部組織までが役目を奪われ萎縮させられ、部分的な癒着も起こしたりして、ゴリゴリとした硬結(しこり)として触れられるようになるのです。

以上のことを踏まえてもう一度、ストレッチの目的を考えてみましょう。

筋肉を伸ばす → 特に深部筋を伸ばす → 関節の「遊び」を取り戻す

そうです。ストレッチとは関節の「遊び」を取り戻し、関節の健全な動きを確保するために行うものなのです。

私たちが何か行動するにあたり、全てにおいて「目的意識」が存在します。これがなければ私たちは行動しないのです。ところが現代人、特に最近の日本人は目的意識が全くないか希薄、あるいは目的意識をはきちがえて(別の目的意識に則って)闇雲に行動します。やりたくないけど言われたから仕方なしにやる、きちんと取り組むのは面倒くさいから嫌だけど周囲には出来る人と思われたいから格好つけるためにやる、というのが現代の多くの日本人の本音となってしまっています。

他者からの自分に対するジャッジをかわすために型わくにはまるとは正にこのことです。
スポーツ、特に競技スポーツというものは、目的意識が明確でなければ絶対に勝てませんし、ケガを避けることも出来にくくなります。ストレッチや柔軟体操とは身体を柔軟にするだけなく、競技に対する目的意識を高め、思考を明確にし、パフォーマンスの質も高めるだけでなくケガを予防することも出来ます。これによって頭も良くなる(柔軟になる)のです!!!

どうか指導者の大人の皆さんは、まずは自分自身を磨いて下さい!
子供たちのお手本として、自分自身を、今からでも遅くはないので、輝かせて下さい!

ストレッチや柔軟体操を通して自分自身と向き合うことで、これらは可能となります。

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